プレスリリース:【産学連携の取り組み】聖学院大学サステイナビリティセンター✕日本シーム株式会社 「ペットボトルキャップ・アップサイクルプロジェクト」を始動

日本シーム株式会社と聖学院大学サステイナビリティセンター(聖学院大学 : 埼玉県上尾市 学長 小池茂子)は、ペットボトルキャップを再生利用する『アップサイクルプロジェクト』を開始しました。資源循環を体験し、SDGs達成を目指す産学連携の取り組みです。

◆産学連携のペットボトルキャップ・アップサイクルプロジェクト始動について

ペットボトルキャップを再資源化するアップサイクルプロジェクトが始動しました。学内で回収したキャップを日本シーム株式会社の技術で再生し、学生たちが新たな製品作りに挑戦します。資源循環を体験し、SDGs達成への貢献を目指します。

本プロジェクトは、聖学院大学OBであり、日本シーム株式会社代表CEO木口達也が講演で『廃プラスチックの再資源化』や『循環型社会の構築』をテーマに語ったことを契機に、産学連携が実現しました。聖学院大学内で回収されたペットボトルキャップは、日本シーム株式会社の技術を用いてDIY素材の定番であり、家具や建材として使える1x4(ワンバイフォー)や2x4(ツーバイフォー)の規格材に再生されます。

再生材を活用して、学生たちが新たな製品を企画・デザインするワークショップも予定されています。 今回は特別なクリスマスバージョンとして、以下のプログラムをご用意しています。

 
洗浄粉砕と脱水ができるプラ洗ユニット

ペットボトルキャップから製作された板材

贈呈したペットボトルキャップ回収BOXは、聖学院大学構内の学生ホール、食堂、教室棟玄関など計5箇所に設置され、学内でのキャップ回収が始まっています。 回収されたペットボトルキャップは日本シーム株式会社の洗浄粉砕機で粉砕後、射出成形機にて板材に再生します。

学生たちには工場見学会にて下記のようなプログラムを計画しています。

・洗浄粉砕機の見学…実際にペットボトルキャップを粉砕する様子を見学
・射出成形体験…粉砕されたペットボトルキャップを熱で溶かし、金型に入れ、板材を製作
・学生によるアップサイクル製品のアイデア発表会
・板材を使用した製品の製作

ペットボトルキャップからアップサイクルされた板材で製作したクリスマスツリー

ペットボトルキャップから作られた様々なアイテム

◆⽇本シーム株式会社

⽇本シーム株式会社は、廃プラスチックを再⽣する中間⼯程(粉砕・洗浄・選別・脱⽔乾燥・造粒)の装置を⾃社で開発、設計、製造、販売する企業です。1977年に埼⽟県川⼝市で創業以来、容器包装リサイクル業界において全国納⼊シェア40%以上を誇る、業界をリードする企業です。機器単体の販売にとどまらず、プラント設備全体のプロデュースまで⼿がけており、リサイクル業界に⾰新をもたらしています。

昨今、プラスチック廃棄物の増加は世界的な環境問題となっています。未来の世代を担う⼦どもたちを中⼼に、多くの⼈々に環境について考えるきっかけを提供したいと考え、2024 年1 ⽉からアップサイクル体験会などの新たな取り組みを開始しました。

◆聖学院⼤学サステイナビリティセンター

聖学院⼤学では、2019年より教育、研究、地域貢献等、さまざまな側⾯から「持続可能な開発⽬標(SDGs)」の達成に向けたプロジェクトを展開してまいりました。こうしたプロジェクトをさらに活性化し、2030年以降もサステイナビリティの実現および「持続可能な世界」の形成に貢献していくため、聖学院⼤学は、2022年4⽉に聖学院⼤学サステイナビリティ推進センター(Seigakuin Sustainability Center: SSC)を開設いたしました。2024年4⽉よりサステイナビリティセンターに名称を変更。

SSCは、地域と世界をつなぐ「地域のプラットフォーム」として、本学学⽣・教職員および学外の諸団体、企業、⾃治体等の連携・協働を促進し、持続可能な社会と世界の形成に向けてグローカルな役割を果たしていきます。

本件に関するお問合せ先:

取材をご希望の場合は、日本シーム株式会社 SDGs事業部まで事前にお問い合わせください。

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